『神薬』とは中国人に人気のある日本のクスリのことである。
高級品の爆買は終わり、対象は日常品に移ってきている。
粉ミルクは世界各地で爆買され、その地では品薄状態になり、一人一缶という販売制限になっている。
今日本で売れているのがクスリ。
中国のクスリは信用がならない、というわけである。
クスリが「神薬」と言われているのはどうもはがゆい。
『
サーチナニュース 2016-07-28 18:44
http://biz.searchina.net/id/1615266?page=1
【コラム】「12の神薬」、爆買いの的に
最近、訪日外国人観光客の爆買いが収まってきたのではないかとの声が聞こえる。
実際、高額な宝飾品の不振で、大手百貨店5社の売上高(既存店ベース、速報値)が5月、6月の2か月連続で減収となっている。
そのような中、依然、爆買いの的になっている商品がある。
久光製薬の主力商品である「サロンパス」だ。
今回は、「サロンパス」を中心とした我が国の大衆薬の状況について、ご紹介させて頂きたい。
★. 日経産業新聞記事より(2016年7月11日掲載、カッコ内が記事抜粋)
『訪日外国人(インバウンド)需要が失速するなか、大衆薬が底堅い。
久光製薬が8日発表した2016年3~5月期決算は、大衆薬事業が前年同期比12・9%増の115億円だったが、これを支えたのがインバウンド需要だ。
主力の「サロンパス」シリーズは中国の口コミサイトで日本で買うべき「神薬」に挙がり依然、人気は根強い。 』
7月8日に開催された同社決算報告会において、高尾信一郎取締役は
「インバウンド需要が人口減による国内需要落ち込みを補った」
と強調している。
■なぜ「サロンパス」は人気があるのか。
記事によれば、「サロンパス」のインバウンド需要が底堅い理由は、以下3点のようである。
(1)他国の同種の商品に比べ、貼り心地がよく、かつ貼ってもかぶれにくい。
(2)40枚入りで540円(税抜き)と価格が安いため、円高に振れても影響を受けにくい。
(3)店頭で中国語の広告などを積極的に掲げ、人目につく販促を行っている。
今後は、ホームページに掲載する商品の使い方や使用上の注意の解説に中国語を加えるそうである。
■他の大衆薬メーカーの動向
我が国の大衆薬各社は、インバウンド需要を背景に設備投資に積極的である。
(1)武田薬品工業は、京都府の工場に30億円を投資。
2017年4月までに主力のビタミン錠剤「アリナミン」の年間生産力を24億錠へと倍増する。
(2)龍角散も15億円を投じて千葉工場を刷新し、
8月をめどに、のど薬「龍角散」シリーズの生産量を倍増する。
中国の口コミサイトでは、日本で買うべき「12の神薬」という言葉が流れている。
順不同で紹介すると、例えば次のような薬だ。
(1)熱さまシート、
(2)サカムケア、
(3)龍角散、
(4)サロンパス、
(5)命の母A、
(6)アンメルツヨコヨコ、
(7)サンテボーティエ、
(8)イブクイック、
(9)ニノキュア、
(10)ハイチオールC、
(11)ビューラックA、
(12)口内炎パッチ大正A
高額商品の爆買いは一段落したようであるが、「神薬」関連の需要は、当面継続しそうである。
今後も大衆薬メーカーの動向を注視してみたい。
(執筆者:日本経営管理教育協会・三好康司)
』
同じニュースサイトの隣にあった記事。
『
サーチナニュース 2016-07-28 22:15
http://news.searchina.net/id/1615268?page=1
これだけ並べりゃイヤでも分かる
中国が日本に及ばない点=中国メディア
中国メディア・今日頭条は27日、中国と日本との違いがはっきりと分かる事柄について11点紹介する記事を掲載した。
記事は
「日本は好きではないが、われわれが学ぶべき点がある」
としたうえで、近頃日本へ行ってきた人物が11項目について日本と中国を簡潔に比較した話が非常におもしろかったとして紹介している。
記事が紹介した11点の前半は、
「中国では人が車に譲り、日本では車が人に譲る」、
「中国のトイレは紙をゴミ箱に入れろと言い、日本では入れるなと言う」
「中国では汚くも臭くもない場所はトイレと呼ばず、日本のトイレは逆にホテルのようだ」、
「中国では『いらっしゃいませ』に返答しないが、日本では返答する」、
「中国の地下鉄はまるで市場、日本の地下鉄はまるで病院」、
「中国ではメニューの写真と実際の料理が全然違うが、日本ではその通り」
といったものだ。
トイレの衛生面や地下鉄の喧騒についての対比表現はなかなか秀逸である。
日本でもレストランでメニューと実物が異なってがっかりすることがあるが、中国でのがっかりぶりはその比ではないのかもしれない。
後半は、
「中国ではアダルト雑誌の販売は違法だが、日本では普通に買える」、
「中国のドラッグストアは本当に薬屋だが、日本はまるで雑貨屋」、
「中国のホテルのシャンプーを使うと髪が稲わらのようになるが、日本ではそんなことはない」、
「中国の薬は飲んで3日で効き始めるが、日本では1日たっても効かない薬は市場から淘汰される」、
「中国人はみな尖閣諸島が中国領だと思っているが、日本人は関心がない」
となっている。
記事は、この話をした人物が
「日本には何の好感もなく、変態で矛盾した民族だと思っている
自分勝手、集団責任意識が強く、礼儀正しい反面冷血である」
とする一方で、
「しかし、彼らの技術や文化、習慣には、確かに多くの学ぶべき点が存在する」
と語ったと併せて紹介している。
紹介された内容や文章を見ていると、なんだかんだ言って日本に好感を持たざるを得ないけれど、悔しいので「日本には何の好感もない」ふりをしているような印象すら覚える。
何はともあれ、他人を観察してその長所を学び自らと比較して改善していこうとする姿勢は大切なのである。
』