2017年8月27日日曜日

改革に散った最後の幕臣 小栗上野介~一本のねじから日本の近代は始まった~

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●057 改革に散った最後の幕臣 小栗上野介~一本のねじから日本の近代は始まった~
Published on Feb 16, 2017




●【林修】今でしょ!隠された歴史を紐解く天才幕臣小栗上野介【埋蔵金】 2016/12/21
Published on Dec 21, 2016




●知恵泉 小栗上野介 プレッシャーや逆風を押しのけること、それすさまじく大きな夢を掴むこと!
Published on May 13, 2016




●またも辞めたか亭主殿〜幕末の名奉行・小栗上野介〜
Published on Dec 7, 2016






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2017年8月25日金曜日

「旦那の捨て方」:日本の人工知能の回答とは?

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Record china配信日時:2017年8月25日(金) 11時10分
http://www.recordchina.co.jp/b180821-s0-c60.html

日本の人工知能が「旦那の捨て方」の質問に神回答、
韓国ネットでも話題に「鳥肌もの」

 2017年8月20日、韓国のインターネット掲示板で、日本の人工知能(AI)が「愚問」に対し実に賢い答えを返したと話題になっている。

 スレッド主が紹介したのは、韓国で報じられた
 「『旦那はどう捨てるの?』と質問された日本のAIロボットの回答が話題」
とのニュース。
 これによると、
 「横浜市が運営するごみ分別お助け人工知能チャットロボットに、主婦らが面白がって『旦那はどう捨てたらいいの?』と質問した。
 この質問に対し、チャットロボットのタメ口の回答が話題になっている」
という。

 気になるAIの回答はというと…
 「本当に!!
 『人間は判断力の欠如によって結婚し、
 忍耐力の欠如によって離婚し、
 記憶力の欠如によって再婚する』
ってアルマン・サラクルー(フランスの劇作家)は言っていたよ。
 忍耐力を鍛えてみたら、どうかな」
というものだ。

 なお掲示板で紹介されたのはここまでだが、日本の報道によると、「旦那の捨て方」の質問に対する回答は横浜市資源循環局の職員の方が考えたもので、担当者は
 「文言は関係する職員皆で考えた。
 名言などを引用し、困って入力されている方が不愉快にならないよう、想像しながら決めた。
 個人的な意見が入っているわけではない」
と話しているとのこと。

 日本でも話題になったこの「神回答」だが、これには韓国のネットユーザーも「びっくり」「うまいこと言ったね」「鳥肌もの」「うわわ、直球がずっしりくる」と、かなり衝撃を受けているようだ。

 中には「人工知能も独身主義が最も効率的だと言っている。やはりシングルライフが正解」「人間よりいいね。ロボット先生に人権を!」との称賛の声も。

 その一方で、「これはでっち上げだ」「コードを入力した人間の回答。今の技術ではAIが自ら考えて回答することは不可能」との懐疑的なコメントも寄せられ、「日本はロボットまでも訓戒を垂れるのかよ」と皮肉るユーザーもいた。






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2017年8月2日水曜日

「過保護のカホコ」:「眼で演技する女優」高畑充希

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● 眼で演技する女優:高畑充希

 「植物図鑑」を見ていてこの女優はだれだろうと思った。
 今回この「過保護のカホコ」というテレビ番組を見ることで高畑充希という女優であることが分かった。
 この女優の印象はその演技にあるのだが、その演技とは
 『眼で演技する』
というところにある。
 言葉でいうより、動画を見たほうが分かりやすい。
 この女優の目の動き、というより動かない目の動きを見てみるとわかる、そのスゴサが。


8/2(水) 10:00配信 リアルサウンド 麦倉正樹
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170802-00010003-realsound-ent

高畑充希演じる加穂子は本当に“社会不適合者”なのか?
『過保護のカホコ』共感度低い主人公の魅力

 高畑充希主演のドラマ『過保護のカホコ』(毎週水曜22時~/日本テレビ系)が思いがけず面白い。過保護に育てられたひとり娘が、ある青年との出会いを通じて母親の“呪縛”から解き放たれる……当初予想していたのは、そういう話だった。今年の1月期に放送された、波留主演のドラマ『お母さん、娘をやめていいですか?』(NHK)のような。けれども、いざフタを開けてみたら、高畑演じる主人公・加穂子は、こちらの予想を遥かに上回る、度を越した“過保護娘”だったのだ。

 現在、就職活動中の大学生である彼女は、今日も母親相手に面接の練習中。「ママだったら、こう言うわ~」と言いながら、しれっと自分の意見を押し付ける、黒木瞳演じる母親・泉の言動が早速怖い。しかし、そんな母親の言葉に疑問を持つことなく、「ママ~、今日、加穂子のビデオ何にする?」と言いながら、自らの幼少期を映したホームビデオを母親と仲良く鑑賞する加穂子。その素直さも、何やらすごく怖い。いつの時代も母と娘のあいだには、いろいろあるのよねえ……そんなことを考えながら、“共感”する気満々でこのドラマを観始めた視聴者の多くは、やや腰が引けながらこう思ったに違いない。「過保護云々以前に、この子、大丈夫なの?」と。だが、そこでひとつ冷静に考えてみてほしい。名作と呼ばれるドラマや映画の主人公の多くは、最初からいきなり観る者の“共感度マックス”で登場したりはしないということを。

 たとえば、『あまちゃん』(NHK)で能年玲奈(現・のん)が演じた主人公。あるいは、『表参道高校合唱部!』(TBS)で芳根京子が演じた主人公。映画『ちはやふる』で広瀬すずが演じた主人公だってそうだろう。物語の導入部において、必ずしも彼女たちは、“共感度”の高いキャラクターとしては描かれない。むしろ、共感度の低い異彩キャラである。マイペースと言えば聞こえはいいけれど、まわりの空気を読まずに猪突猛進する彼女たちは、共感度云々以前に、どこか変わったキャラクター……もっと言うならば、「この子、大丈夫なの?」と思わずにはいられない、強烈なキャラクターとして登場したのではなかったか。

 その意味で、本作の主人公・加穂子は、高畑の体当たりに近い熱演もあって、なかなかどうして強烈なキャラクターとして登場した。単に過保護な家で育ったのみならず、納得いかないことがあると妙な表情を浮かべながらフリーズし、頼み事があるときは潤んだ瞳で相手を見上げ、お腹が空くと意識が朦朧となり、食欲が満たされると所構わず眠ってしまう。ほとんど、漫画のキャラクターである。しかし、どうやら悪い子ではないようだ。むしろ、他人に気を遣い過ぎるがゆえに、相手に自分を合わせてしまう、そんな素直さを持った女の子かもしれない。というか、過保護に育てられた自分を卑下したり、そこにコンプレックスを持っていない性根の明るさを持った女の子のようだ。そんな彼女の内なる魅力を最初に発見したのは、ふとした機会に加穂子と知り合った、同じ大学に通う青年、竹内涼真演じる麦野初だった。

 初対面からぶしつけで言葉を選ばない麦野は、家族でも友だちでもないからこそ、まわりが指摘しないであろう加穂子のおかしなところをズバズバと指摘する。いっぺんにたくさんの物事を考えたり、込み入った話を理解するのが得意でない加穂子は、そんな麦野の言葉を適度に聴き流しながらも、これはと思ったことについては深く感じ入る。「お前は何のために働くんだ?」。毎回必ず繰り広げられるこのやりとりが、とてもいい。どこで覚えたのか知らないが、軽妙なノリツッコミを交えながら、傍から見ればほとんど漫才のような会話を延々と繰り広げる“ツッコミ”麦野と“ボケ”加穂子。気がつけば、ナイス・コンビネーション。何やら微笑ましい光景だ。そのやり取りを通して視聴者は、いつしか加穂子に対する違和感を緩和してゆき、こうと決めたら全力で頑張る、そして唐突に全力疾走で走り出す彼女のことを、やんわりと応援するようになっているのだった。

 そこでひとつ、新たな疑問が湧いてくる。就職活動では軒並み書類選考で落とされ、父が手配したコネ入社もかなわず、挙句の果てには母に「花嫁修業をすればいいじゃない?」と、やんわり就職をあきらめることを促される加穂子は、果たして本当に、親の庇護のもとでしか生きられない“社会不適合者”なのだろうか。確かに少々変わったところはある。けれども、それはむしろ、彼女の家庭環境によるものも大きいのではないだろうか。そこに彼女本人が無自覚であるがゆえに生じてしまった、ある種の困難なのではないか。麦野のさまざまな言葉から、大いなる“気づき”を得た彼女は、激しく混乱しながらも、やがて少しずつ変化と成長を遂げてゆく。

 さらに、もうひとつ。そもそも、問題を抱えているのは、加穂子本人だけなのか。夫や娘、自分の親族に対してはテキパキと振舞い、「加穂子には向いてない」、「加穂子はこういうのが好きよね」など娘の個性を限定する“呪い”の言葉をまき散らしながら、夫の実家では借りてきた猫のようになってしまう母親・泉はもちろんのこと、本作の登場人物のなかで唯一モノローグでその内面を語ることを許された父親・正高(時任三郎)も、万全とは言い難い。苦笑いを浮かべながら、モノローグで妻や娘にツッコミを入れている場合ではないでしょう。というか、妻のテリトリーをグーグルマップのように妄想したり、自分の家族や親族をいちいち動物にたとえるセンスも、微妙にハズしている気がしないでもない。端的に言って、どこか他人事なのである。さらに、加穂子のことを、「可愛いなあ」、「優しい子だあ」ともてはやしながら、その才能や可能性は、特に認めていないところも気に掛かる。これはこれで、ライトな“呪い”と言えなくもないだろう。

 疑問の矛先は、さらに麦野という青年にも向かってゆく。現時点では、加穂子に大いなる“気づき”を与える重要人物として、挙句の果てには恋愛感情(?)までも抱かせてしまう好青年(言葉遣いは結構乱暴だけど)として描かれている麦野だけど、加穂子と知り合って間もないこの青年は、果たして何者なのだろうか? 友人はおろか、今のところ親や兄弟の気配も感じられない麦野(第一話で「親なんかいねえし」と言っていた?)。というか、学年で唯一進路登録も出さずに、「いずれピカソを超えるつもりなんで!」とうそぶきながら、指導教授からも評価されていない謎の抽象画を延々と描き続けているこの青年こそ、加穂子以上に「大丈夫なの?」である。

 無論、そこは何と言っても『家政婦のミタ』、『偽装の夫婦』(日本テレビ)など、クセのある脚本で知られる遊川和彦のこと。恐らくそのあたりが、今後の展開の肝となっていくのだろう。そう、このドラマは、加穂子の成長物語でありながら、その成長によって家族を含めた周囲の人々が変化していく、ある種の群像劇なのではないだろうか。『あまちゃん』の天野アキ、『表参道高校合唱部!』の香川真琴、はたまた『ちはやふる』の綾瀬千早のように、持ち前の行動力で周囲の人々を巻き込んでゆきながら、彼/彼女たちの心にドラスティックな変化をもたらせていく“台風”のような女の子。“共感度の低さ”はいつの間にか反転し、その一挙一動から目が離せない“吸引力”へと変化した。毎回絶妙なタイミングで挿入される、星野源による主題歌「Family Song」の心地好い温かみ――〈あなたはどこでも行ける/あなたは何にでもなれる〉に目元を潤ませながら、ドラマ『過保護のカホコ』の展開を大いに楽しみにしたい。



リアルサウンド 2017.07.26 西森路代
http://realsound.jp/movie/2017/07/post-94398.html

竹内涼真、強烈キャラは高畑充希を変えるか? 
『過保護のカホコ』遊川和彦脚本の狙い
 
 『過保護のカホコ』はコメディの形をとっているが、その中に描かれている現実にはなかなか辛辣な部分がある。

 ドラマの冒頭で、大学生のカホコ(高畑充希)は何社受けても就職試験に受からないため、母親が面接を想定して一緒にどうすべきかを考えるシーンがある。黒木瞳演じる母親は、カホコが考えるより先に、「私だったらこう言うな」と自分のことにすり替えてしまい、カホコに考える余地を与えない。

 それを見ている父親(時任三郎)はその様子を見て心の中では冷静だが、それを口に出すことはできない。いつも、心の中で、カホコをカエルになりかけのオタマジャクシにたとえ、母親のことは、周囲のことを注意深く見ているミーアキャットに例えるのがやっとだ。

 また、母親は、自分の住む町の周辺を赤い境界線で囲んでいる。それは、自分の王国で、そこを出ると急に覇気を無くしてしまう。しかし、その境界の中、もっと言えば、家の中では女王であり、娘のカホコはお姫様なのである。

 コミカルには描かれているが、この家族は、一種の機能不全な部分を持った家族の話にも見えるし、最初からそこを軸として描こうとしているのではと思えてくる。

 カホコは、大学の学食でも大学の構内のベンチでも、必ず母親の作ったお弁当をひとりで食べている(竹内涼真演じる麦野初に出会うまでは)。もちろん、ぼっち飯がいけないというのではないが、家族や親戚以外との交流がないということが今のところはうかがえる。

 しかも、カホコはひとりで食べていることを気にしている様子もない。また、家族での食事の後には、自分の小さいころのお遊戯会や運動会などの映像を見るのが団らんのひと時であるのだが、そこにも疑問を抱いていない。自分の家がほかの家とどこか違うということにも気づいていないからだ(必ずしも同じであればいいというわけではないが)。

 それは、考えようとする前に、すべて母親が先回りして、考えるということを奪ってきかからであろうことは、一話で十分すぎるほどに描かれている。親の言動を受け止め、その期待に応えようとするのは誰もが通る道ではあるが、大人になってまで過剰に続いていくと、子供には何かの影響が出てしまう。カホコの母は、カホコとちょっと連絡がとれないだけで、警察に駆け込んでしまうのだ(警官に親戚がいるからカジュアルに相談してしまうという意味合いはあるにしても)。

 二話でカホコの従姉妹である糸(久保田紗友)のエピソードが描かれる。糸は長年チェロをやってきて有望視されていたし、家族や親戚の前ではいい子であろうとしてきたのに、手首を痛め、それをカホコが慰めようとして、感情を爆発させる。糸もカホコも、家族の中でいい子であろうとしてきたという部分では似たもの同士だったのだ。

 カホコはまだ糸のように感情を爆発させるほどの疑問はもっていないが、大学で出会った「自称ピカソ」の麦野初が、カホコを変化させる役割を担うのだろう。当初は竹内が『ひよっこ』で演じている島谷のキャラクターとは違い、荒々しい性質の役を演じているというギャップに驚いたが、カホコに影響を与えるにはこれくらいはっきりと突きつけるキャラクターが必要なのかもしれない。いつも辛辣ではあるが、受け止めるところではきちんと受け止められるキャラクターで、『ひよっこ』の島谷とは違う魅力を発揮しそうだ。
 このドラマを見たとき、NHKで放送されたドラマ『お母さん、娘をやめていいですか?』を思い出した人は多いだろう。しかし、二作品のヒロインには似ているが違うところがもちろんある。『お母さん…』のヒロインの美月(波瑠)は、どこか母親との関係がおかしいことに自分で気づいている描写が当初からあったが、カホコはそこまでには至っていない。カホコの状況が、『お母さん…』の美月よりも、従姉妹の糸よりも実は深刻であることがわかる。

 おっとりした性質のカホコは、美月や糸とは違った方法でこの状況を変えていくのだろうか。コミカルでありつつ、現代社会に存在する事象に切り込んだ内容は、遊川和彦ならではという風にも見える。氏のヒット作『家政婦のミタ』では、長谷川博己演じる父親が遊川氏の父親をモデルに描かれていたということで、重要な役割を担っていた。本作でも、父親がどう物語に関わってくるのかにも注目したい。



リアルサウンド 2017.07.12 大和田茉椰
http://realsound.jp/movie/2017/07/post-90813.html

高畑充希、演技の上手さは“空気の掴み方”にアリ 
今夜スタート『過保護のカホコ』は勝負作に

 現在、ドコモの新CM『みつきのほんき』で、お笑い芸人・ブルゾンちえみのキャリアウーマンネタのモノマネを披露して注目を集めている高畑充希が、本日11日から放送をスタートするドラマ『過保護のカホコ』(日本テレビ)で主演を務めている。高畑にとって、本作は民放連ドラ初主演作となる。

 高畑といえば、2016年のNHK連続ドラマ小説『とと姉ちゃん』で大ブレイクし、その後は楳図かずおの長編SF漫画を原作とした舞台『わたしは真悟』で門脇麦とW主演を務め、さらに『怒り』『アズミ・ハルコは行方不明』といった話題の映画にも出演。CMタレントとしても一躍人気となり、昨日7月11日に発表された「2017上半期タレントCM起用社数ランキング」ニホンモニターでは、10社起用で広瀬すずに続く2位と発表された。

 いまや飛ぶ鳥を落とす勢いの高畑の演技について、無類のドラマフリーク・麦倉正樹氏は「空気の掴み方が誰よりも上手い」と分析する。

「高畑は『とと姉ちゃん』以前から、『問題のあるレストラン』(フジテレビ)や『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ)といった、坂元裕二脚本ドラマに連続して出演するなど、若手女優のなかでは、実力派として知られた存在でした。なにせ10代の頃から6年にわたってミュージカル『ピータパン』の主演を務めてきた彼女です。若手女優の中でも、踏んできた場数は抜きん出ています。その実力を考えると、『過保護のカホコ』で民放ドラマ初主演というのは、少々意外なぐらいです。

 しかし、現在放送されている数々のCMを見てみれば、彼女の演技の良さは一目瞭然です。スポットライトが当たった時、カメラが向いた時の、一瞬の空気の掴み方は特に優れていて、それは舞台というライブの現場を数多くこなしてきた彼女だからこその芝居でしょう。テレビと違って、舞台は観客の目線がよくわかるし、そこでどう振る舞えば彼/彼女らを引き込めるのか、経験的によく知っているのだと思います。

 その特性はCMでも活かされていて、いま話題のブルゾンちえみのモノマネは、まさに彼女の『一瞬の吸引力』があるからこそ、話題になったのだと思います。15秒や30秒といった短い時間で、ちゃんと“物語”を感じさせる演技を披露している。多数のCMで起用されているのも、単に可愛らしいからだけではなく、彼女のそうした演技力が、作り手に好まれているからにほかならないと思います」

 『過保護のカホコ』では、遊川和彦の脚本で、さらに高度な芝居も期待できるという。

「同作は、脚本家の遊川和彦さんによる『今、日本で一番芝居の上手い若手女優さんとやろう』という発案から企画がスタートしていると聞いています。つまり、“上手い女優”ありきの物語で、必然的に高度な芝居が求められるわけです。遊川さんは、家族の姿を新たな視点から描くことをテーマのひとつにしていて、その代表作が『家政婦のミタ』(日本テレビ)でした。近年は『偽装の夫婦』(日本テレビ)、自身が監督も務めた映画『恋妻家宮本』など、夫婦に焦点を当てることの多かった遊川さんが、どんな親子関係を描き出すのか、非常に気になるところです。一癖も二癖もある作風で知られる遊川脚本だけに、『過保護のカホコ』も、高畑さんの女優としてのポテンシャルを限界まで引き出すような、かなり挑戦的な作品となる可能性があります。女優と脚本家、お互いにとっての勝負作といっても過言ではないでしょう」

 今期ドラマでは、女優・高畑充希が台風の目になるのかもしれない。




●「植物図鑑」






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